こんにちは。
ふぁーじ(@phagenotubuyaki)です。
相手の感情やその場の雰囲気など、周りの変化を人一倍敏感に感じてしまうHSPさんの特徴として、よく見かけるのが
- 他人の言動を気にしすぎてしまう
- 五感が敏感、過敏
- 感受性が豊か
- 人の多い所にいると疲れやすい
などですが、これらの特徴は、厳密にHSPの定義として定められているわけではありません。
これらは「DOES」と呼ばれるものから派生したものです。
HSPの概念を提唱しているエレイン・アーロン博士は、HSPの代表的な特性として以下の4つの特性があると述べています。
- 「Depth of processing」:深く処理する
- 「Overstimulated」:痛みや刺激を受けやすい
- 「Emotionally reactive and high Empathy」:他人への共感力が強い
- 「Sensitivity to Subtleties」:物事の小さな変化に気づきやすい
そして、この4つの特性はそれぞれのアルファベットの頭文字をとって「DOES」と呼ばれています。
今回はHSPの定義である「DOES」と呼ばれるものについてまとめてみました。
HSPの定義である「DOES」とは
「DOES」はHSPの本質にあたる部分です。
前述しましたが、HSPの定義と言われている4つの要素は、以下の通りです。
- 「Depth of processing」:深く処理する
- 「Overstimulated」:痛みや刺激を受けやすい
- 「Emotionally reactive and high Empathy」:他人への共感力が強い
- 「Sensitivity to Subtleties」:物事の小さな変化に気づきやすい
アーロン博士は、「この4つの要素全てに当てはまる場合をHSPである」としています。
深く処理する(Depth of processing)
「深く処理する」とは、「深く考える」ということです。
具体的には、
- 深い質問をする
- なかなか決断ができない
などがあげられると思います。
また「深く考える」傾向があるHSPさんは、一つの物事にたいしてとことん追求したり、雑談より深い話をすることを好みます。
痛みや刺激を受けやすい(Overstimulated)
「痛みや刺激を受けやすい」とは、「刺激に敏感」ということです。
具体的には、
- 大きな音が苦手
- 痛みに敏感
- 人に見られると、普段の力を発揮することができない
他人への共感力が強い(Emotionally reactive and high Empathy)
「他人への共感力が強い」とは、具体的に
- 相手の感情に敏感に反応する
- 物事の一つ一つを深く感じる
などがあげられると思います。
感情移入しすぎて自分までその友達と同じようなネガティブな気分になってしまうこともあります。
また「他人への共感力が強い」傾向があるHPSさんは、いい意味でも悪い意味でも「他人の言動や雰囲気に影響されやすい」という一面もあります。
物事の小さな変化に気づきやすい(Sensitivity to Subtleties)
「物事の小さな変化に気づきやすい」とは、具体的に
- 小さな音や微かなにおいなど、細かいことに気づく
- 人や場所の小さな変化に気づく
- 相手の表情や声、目線など微かな変化に気づける
などがあげられると思います。
まとめ
簡易的なテストを受けて自分が「HSPかもしれない」と思った方は、HSPの本質である「DOES」についても理解しましょう。
また自身がHSPなのかどうかをセルフチェックするための基準は「日本版HSP尺度(HSPS-J19)」などでも知ることが可能ですので、気になる方はぜひ検索してみてください。